こだわりを読み解く

弊社は麦加工に携わってきた関連会社の小麦製麺技術を活かし、うどんに最適な原料材料=小麦と伝承されたうどん製法の神髄を忠実に再現する両方の観点から、讃岐うどんのあり方を根本から考え直しました。

うどんは、その製造過程で小麦粉生地の中で自ら結合展開していくタンパク質の不思議な「理(ことわり)」をもとに、「鍛え」と「熟成」の中で、食感と旨みを形成していきます。

昔から讃岐のうどん職人は、その「理」をよく心得ており、まさに職人技と感性で讃岐うどんを生み出してきたのです。

こうした製法の中で、“小麦の心を知り、伝承されたうどん作りの要点を最大限生かす”を理念に、いかに上手に食感と旨みを引き出すのかを見極め、この度「こだわりの逸品 讃岐饂飩 蔵吉」の実現に相成りました。

先人の探求心と伝承技法、そして小麦の長い歴史が育んだ讃岐うどん。
「小麦の心を知り、伝承技法の神髄を極める」を理念に讃岐うどんのあり方を根本から考え直しました。
美しい光沢、絹のようななめらかさ、口中に舞うやわらか且つ弾力に富む食感。
――麺の旨みを実現するために、素材=小麦粉をどう作り、どう選ぶか。
――讃岐うどんを讃岐うどんたらしめた伝承技法の神髄とは何か。
長年培ってきた小麦粉に関する技術と感性を駆使して作り上げた「極上讃岐うどん 蔵吉」。
「手もみ・足踏み」と生地の状態に合わせた「最適熟成」の組み合わせによって丁寧につくりあげた奥深い味わいを是非ともご賞味ください。

小麦とうどんを知り尽くしたうどん職人の知識と技

素材
美しい光沢、絹のようななめらかさ、口中に舞うやわらか且つ弾力のある食感、そして麺の旨み。これらを実現するために、的確に「小麦粉」と「塩」を厳選。
「最高」を目指して「最良」の素材を選びました。
鍛え
手打ちの妙味、伝承の技法――小麦の生地を手足によって揉み鍛えることでしか出せない「麺の特性」があります。蔵吉ならではの、美しい麺線と柔らかでありながら弾力がある“もちもち感”、深い味わいは、技法を超えた
「鍛え」の工程で作られます。
熟成
小麦粉生地は、時間と共に弾力を増し、旨みを出し、なめらかさを備えながら成長していきます。
「熟成」の工程では、たんぱく質の特性を見極め、やや硬めなグルテニンと伸展性に富むグリアジンを上手く生かしながら、食感と旨みを引き出します。